2013年5月6日月曜日

何故,私は稲苗の手植えをするか!

 この機械化の時代に,何故あえて手植えなのか!

 私は,「田舎暮らしコミュニティ」を創ることを最終目的にしています。
 ”コミュニティづくり”は,私のライフワークなのです。

 生活をする基本は食糧の確保です。
 しかも,安全・安心で良質で安価な食糧を,です。
 そして,適度な労働は健康増進につながり,医者要らずとなり,
 自然との共生は,たくさんの楽しみの発見となり,生き甲斐となります。

 そのために稲苗を手植えするのです。
 機械がなかった頃のお百姓さんのご苦労を思い起こせばとんでもないことです。昔のお百姓さんは皆腰が曲がってしまったのです。
 ところが,手作業で目的が達成可能であることをご説明致します。

 この考え方は,農業者(農産物を生産し,販売して経営,或いは生計を立てている人)を対称にしたものではありません。

 ”田舎暮らし”をこれから始めようとされる皆さんや,自給自足を始めようとする皆さんが参考にできるモデル稲作として考えています。

 できるだけ機械を使わず,つまり経費と油を使わず,楽しみながら,適度な運動にしながら,少ない労力でお米を確保することです。

 今の日本人一人当り平均年間お米消費量は約1俵(60kg)です。
 昔は,一人一石(10斗=2俵半=150kg)と言われました。肉も食べず,パンもラーメンもなかった時代の話しです。
 今は,多種多様の食べ物がありますので,お米を食べる量が減っているのです。

 この量は普通に作ると,1アール(10m四角)あればできる量です。
 この位の面積であれば,どういう方法であろうと楽勝です。

 ただ,我々(全国に仲間がいます)は不耕起栽培をお薦めします。
 不耕起栽培であれば,田ぶち(トラクターで土を起こすこと)も代掻き(しろかき:水を入れてトラクターで土を柔らかくすること)も不要です。
 かつ,手植えをすれば,機械力無しで自分のお米を作ることができます。
 稲刈りも手作業で行い,ハゼかけして,脱穀します。

 この場合,機械を必要とするのは脱穀だけです。
 ただ,手作業の稲刈りは田植よりきつい作業ですので,これは機械を使った方が良いかも知れません。

 苗も自分で作れます。
 田植は,33センチメッシュの1本植えです。
 1アールに必要な量を計算すると,900本となります。
 この苗の量は巾40センチ,長さ60センチ,深さ10センチ程のコンテナ一つで育てることができます。
 ともかく,野菜類もそうですが,自分の分だけでしたら大したことはないのです。
 楽しみながら,運動にしながら,命の営みに接しながら食糧を得ることができるのです。

 夫婦お二人であれば,この倍ですから,2アール(200m2=60坪)あれば良いのです。

 更に,申し添えますと,私がコミュニティ創りを唱えているのは,極力機械と油を使わないようにするとはいえ,最低限のものは必要です。

 野菜作りも合わせて考えると,機械一式と保管倉庫と管理修繕のガレージと器具類が必要となります。コミュニティがそれらを共有するのです。

 こうすることにより,1戸当りの投資金額が極小化し,ノウハウを持ち寄ることにより,効率の良い管理と使用が可能となるからです。

つまり,最小の経費で,
理想の”田舎暮らし”と安全な食料確保が実現するのです!
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「サッチャー首相と住宅政策」
http://shinshumachidukuri.blogspot.jp/2013/04/blog-post.html

「田舎暮らしコミュニティ」のすすめ!
http://shinshumachidukuri.blogspot.com/2011/10/blog-post_9187.html

農楽のすすめ!
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”田舎暮らし”動画がYoutubeに300本以上
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