2014年4月6日日曜日

食べ物と薬の効果と副作用

あまり素敵なので、(株)ナチュラル・ハーモニーのメルマガをそのまま転載させて頂きました。私はこの通りだと思いました。

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続ナチュラル☆ライフ実践メルマガ 第10回

医者にもクスリにも頼らないまなざし
~1回わずか10分!常識に挑戦し、知的ナチュラルライフを応援するマガジン~

第10回 食べものとクスリとを分ける最大のポイントとは?
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今日のテーマは:「効果と副作用」 

【このメルマガでお伝えすること】

●食べものとクスリを分けるシグナルとは?クスリになくて食べものにあるものとが分かる!
●いまこそ見直す時がきた!本能はきちんと見分けている、そのイミとは?
●大自然と人との共同作業が生み出すエネルギーとは?そのイミとワケとが分かる!
●感謝の思いが最高に満ちた瞬間、その凝縮されたひとこととは何か?

それでは本文へご案内しましょう。

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「○○が何かに効く」、「健康に良いから・・・」

ほうれん草が効く、タマネギがとか、夏バテには、風邪予防には、こうしたことが盛んに言われています。

耳にするたびにいつも、「何だか食べものと薬との境界線がなくなってしまったな」と感じます。以前はここまで露骨ではなかったと思うのですが、これも健康への不安の為せるわざなのでしょう。

「効果のあるものには必ず副作用がある」
これは自然界の法則です。このことは以前にお伝えしました。今回は少し違った角度から「効果と副作用」について考えていきます。

たとえばワサビやショウガ。

けっこう強い殺菌力があります。だからこそ刺身などに使われるのですが、食べ過ぎれば大変なことになってしまいます。口の中や体内に生息する菌の活動を弱めてしまうからです。

殺菌成分が悪い菌だけを選び出して、ピンポイントに退治するなら良いのかもしれません。でもそこは無差別、体にとって良い菌までも弱めてしまうのです。その結果、異物の侵入に対して、無防備になってしまいます。

つまり殺菌という薬効がある反面、菌を弱めてしまうといった副作用があるのです。

でも私たちは、ワサビなどをたくさん食べてはいけないことを知っていますよね。誰もお米のようには食べないわけですから。これらは「薬味」といわれるように、ちょっとだけ使うもので毎日食べるものではないことを知っているのです。

でも、「○○に良い」といわれた瞬間から、後ずさりを開始しやがて跡形もなくなっていく。そればかりを毎日必死に食べ、やがて重大な事態にってしまう・・・。モノにはやはり限度がある。たとえ野菜や果物であっても、決して偏ってはならないものなのです。

昔からお酢はあくまで調味料でした。「酢を飲んだような顔」と言いまわしがありますが、本来飲むものではないことを物語っています。にも関わらず体に良いとして、飲み物になりつつあるのです。粗悪な原料、そして化学的に操作・培養された菌によって速醸されたものを飲む。そのうち醤油を飲み始めたり、ワサビをムシャムシャ食べだすのではないかと心配になってしまいます。

漢方薬も含めたクスリにはすべて「副作用」があります。「一日何錠」と制限があるのはリスクを最小限にするための警告です。

例えば“ガンに効く”言われている「アガリスク」。いまだ根強い人気ですが、心臓病の副作用が指摘されています。“血液サラサラ”もいまだ信じられていますが、万一、サラサラになり過ぎたらケガをした場合に血が止まらない。“血液サラサラ・流血ドバドバ”といった事態にも繋がりかねません。

問題は良い面だけを取り上げてそれだけをことさらに強調する姿勢にあります。「何かに効く」といった宣伝文句には、くれぐれも注意が必要です。

薬効のあるものは副作用がある、そのことは分かった。でもそれなら毎日の食べものはどんなものがふさわしいのでしょうか?食べものとクスリとの決定的な違いとは一体何なのでしょうか?

「食と農」の歩みとは、薬効のないものを意識的に選抜してきた、もしくは植物に備わった薬効を極力消してきた歴史ではないかと思います。

つまり日々口にする食べるものは、薬効もなく、副作用もないものこそがふさわしい。もう一歩踏み込んでいうと、毒にも薬にもならないものこそが毎日の食べもの、こんなことが言えると思います。

例えば原種のきゅうり。

苦すぎて、とても食べられるものではありません。とうもろこしも、そもそもは堅くてとても歯が立たなかったといわれます。漢方薬の朝鮮人参も常食には極めて厳しいといわねばなりません。「ちなみに漢方薬に副作用はないと思われがちですが、そんなことはありません」。「薬ですから、もちろんあります」。

つまり「農の歴史」とはとても食べられないような植物を、食べられるものに変えてきた歩みといえる。それならば食べものとクスリとを分けるものとは一体何なのでしょうか?

それはズバリ!「おいしさ」。おいしいか、まずいか、このことが分かれ道となるのです。

自然栽培を行う上でも、おいしい/まずいは重要な分岐点となります。単に肥料を与えず、自然任せの放任に徹すれば、作物は野生化していくばかりとなります。植物の成長に必要な土・太陽・水・大気といった大自然、そこに「人」というもうひとつの自然が加わる。そのことではじめて「おいしさ」という調和に満ちたエネルギーが生まれる。おいしい、それこそが本来の食べものではなかろうかと思うのです。

良薬口に苦し“と言われますが、クスリとは本来マズイもの。ウマイものは食べもの、このように分けられるのではないでしょうか?

食ベものはクスリではありません。それは他の生命を頂くことで自分の生命を維持・拡大していく、こうした崇高さを帯びているのです。『瀬戸内三部作』で有名な大林宣彦監督の出身は広島県尾道。昔から醤油などが空になった状態を“満てたり”と表現するそうです。

私たちは“なくなった”とか“切れた”とかいいたくなりますが、そこでは“満てたり”。込められている思いは、私たち家族が今日まで健康で元気に、そして幸せに暮らして来れたのはこの醤油のおかげ。だからなくなる瞬間はその健康へのありがたさと感謝の気持ちが最高に満ちた瞬間。だから“満ちた”と表現するそうなのです。ステキですよね。

食べものを、命の通わないモノとして捉えたり、はたまた何らかの効果を求め、クスリのように考える。人に対しても“使える”とか“使えない”とか、機能性で判断する。こうしたことは私たちの時代精神を言い表しているように思います。

私たち個人宅配「ハーモニックトラスト」は安全・カンタン・便利な宅配といったレベルに留まらず、いつまでも、そしてどこまでも「いただきます」や「満てたり」に込めた気持ちを「おいしさ」と一緒に届けていきたい。それは「魂を流通させる」ことに他ならないのです。

本物が本物としてきちんと認められる社会を!食べる人の健康を真剣に考えて努力と研鑽を惜しまない作り手がきちんと報われていく社会を!そして誰もが当たり前に、自然栽培のお米や野菜、天然菌の発酵調味料を買うことができる社会を!

そうした世界をみなさんと一緒に作っていきたいと思っています。

今回は「効果効能」を考えることで食べものとクスリとの決定的な違いについて考えてみました。

フッターーーーーーーーーー

田舎暮らしコミュニティ・中山道 芦田宿:企画書
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